2018.11.01

 
 
『IBMが仕掛ける、食品サプライチェーンで起こすブロックチェーン革命』
 
IBMと言えばIT業界の巨人として名高い企業ですが、ブロックチェーン技術に関しても先陣を切って新しいユースケースを作り出しています。

10月8日にIBMは食品のサプライチェーンの透明性を高めるためにブロックチェーン技術を導入したプラットフォームを発表しました。IBM Food Trustと銘打たれたこのプラットフォームは、食品が生産されてから卸売業者や卸売、物流、小売など消費者の手に届くまでの全ての工程をブロックチェーン上に記録することで一括して管理するものです。

近年の食品のサプライチェーンは国をまたぐことで非常に複雑になり、全容を把握しづらくなっています。そのため、サプライチェーンのどこかの時点で食品が腐敗したり紛失したりといった問題が生じてしまう課題がありました。しかし、ブロックチェーンを活用することで、サプライチェーンの透明性と管理の効率性を同時に向上させることが可能になりました。

また特筆すべきは、IBM Food Trustでは、これまで利用されてきたスタンダードを踏襲することで相互運用性を保つことで利用しやすくしていることです。加えて、データをアップロードする組織は、引き続きデータを所有でき、データ所有者だけがデータの閲覧や共有の許可を与えられるよう工夫されています。

IBM Food Trustに魅力を感じて、プラットフォームに参加する企業が続々と増えています。代表的な企業として以下のような企業が名を連ねており、現在もそのエコシステムは拡大を続けています。

・世界的一般消費財メーカー「ユニリーバ」
・郊外型のショッピングセンターを手掛けるフランス企業「カルフール」
・大手スーパーマーケット「クロガー」
・食肉の冷凍食品を手掛ける「タイソン」

IBM Food Trustから2つのことが学べます。
1つ目は、ブロックチェーンの技術特性がトレーサビリティの向上に大いに役立つという点です。従来型の一般的なデータベースと比べ、ブロックチェーン技術の優れている点として「改ざんが極めて困難であること」と「ネットワークの参加者全員がデータを参照できること」の2点が挙げられます。ごまかしの効かない形で、誰でもデータを参照することができることでサプライチェーン全体の透明性を高めることができます。

2つ目は、従来通りの習慣やルールを適切に取り込みつつブロックチェーン技術を導入している点です。これまで利用されていた標準を利用することで、多くの企業の参加障壁を低くすることができます。うまくプロセスに組み込むことで、ブロックチェーン技術の力を最大限引き出すことができた好例だと言えます。

ブロックチェーンにはそれ自体にも既存の産業構造を変えてしまうほどの力を持つ優れた技術です。しかし、それが従来の伝統とうまく掛け合わさることでより力を発揮していき、ひいてはビジネスの成功にも繋がるのだと言えるでしょう。ブロックチェーンが起点となり従来型の構造に変革をもたらす世界、もうすぐそこまで来ています。

参考:https://newsroom.ibm.com/2018-10-08-IBM-Food-Trust-Expands-Blockchain-Network-to-Foster-a-Safer-More-Transparent-and-Efficient-Global-Food-System-1
 
 
■ 自動車ブロックチェーン市場の規模、2030年までの年間平均成長率は31.19%
https://wirelesswire.jp/2018/10/67328/

■ Oracle、サプライチェーンに向けたブロックチェーンアプリケーションを発表
https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/idg/14/481542/102600564/

■ 日本発の本格ブロックチェーンゲーム『My Crypto Heroes』正式サービスとクラウドセールについて発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000034671.html

■ 損保ジャパン、イスラエルでスタートアップに投資へ
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN1N30CU.html

■ 「Ripple(リップル)のブロックチェーン技術は非常に重要」とR3加入のノルデア銀行がコメント
https://crypto-times.jp/ripple-blockchain-important/
 
直近のスクール開催予定について、お知らせします。
 
基礎コース 《 第3期 》
12/13(木)から開始
 
エンジニアコース 《第2期》
11/10(土)から開始
 
ビジネスコース 《第1期》
第8回:流通分野への応用(サプライチェーン、コンテンツ流通)
11/2(金) 20:30-22:00


各コースの詳細はこちら
 
特別セミナー
■ タイトル
ブロックチェーンの最先端企業IBMの最新事例を
第一人者から学ぶセミナー

■ 日程
11月8日(木) 20:30 - 21:45

■ スケジュール
20:15 受付開始
20:30 IBMブロックチェーンの国内外事例
    HyperLedgerプロジェクトのご紹介
21:30 質疑応答
21:40 FLOC Communityのご紹介
21:45 セミナー終了/懇親会開始
   (FLOC Community会員のみ・当日登録も可)
22:30 終了
※当日FLOC Communityに登録された方は、セミナー料金とは別に料金1,000円(当日現金回収)にて懇親会への参加が可能です。FLOC Communityでは、ブロックチェーン関連企業のセミナーや受講生の懇親会等を開催しております。登録方法については当日ご案内します。登録料及び利用料は無料です。

■ 場所
新宿本校
東京都新宿区西新宿1-14-11 Daiwa西新宿9F

■ 講演者
貝塚 元彦(かいづか もとひこ)
現職 日本アイ・ビー・エム株式会社
ブロックチェーン・ソリューションズ部長
1961年、愛媛県松山に生まれる。1986年、慶應義塾大学理工学部卒業。同年、第一生命保険相互会社入社。2000年 プライスウォーターハウスコンサルティング(PwCC)、2003年 IBMへ入社。銀行・証券・リスク管理のコンサルティングをリード。2016年より現職。

■ 受講料
5,000円(税抜)
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■ 開催日程
11月04日(日) 12:15-13:55
11月05日(月) 18:15-19:55
11月07日(水) 20:30-22:10
11月13日(火) 20:30-22:10
11月15日(木) 18:15-19:55
※ その他の開催日程についてはWEBサイトで確認してください
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■ 開催場所
新宿本校
東京都新宿区西新宿1-14-11 Daiwa西新宿9F
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