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2019.06.13

 
 
『偽造医薬品を防ぐ救世主となるか?医薬品×ブロックチェーンのユースケース』
 
本来、私たちの健康を支えてくれる医薬品ですが、世界では偽造医薬品が横行しています。偽造医薬品は人々に深刻な健康被害を与えるケースは少なくありません。

毎年、約100万もの人が亡くなり、750億ドル(約8.1兆円)もの市場規模に達していると言われているのが偽造医薬品であり、対策が急務となっています。

偽造医薬品の問題は特に発展途上国において深刻で、その流通量の約10〜30%が偽物だという報告もあるくらいです。ただ、日本においても偽造医薬品の問題は他人事ではありません。日本の税関で輸入差し止めとなった偽造医薬品は、2017年度までの5年間で計23万2000点以上にのぼります。

近年、医薬品に関する課題に対処するために、アメリカやヨーロッパを中心として対策が進められています。例えば、アメリカでは2013年に医薬品サプライチェーン安全保障法(DSCSA:Drug Supply Chain Security Act)が成立しており、2023年までに個々の医薬品が製造されてから使用者に届くまでの流通経路の管理が、調剤包装単位で義務化される予定です。

このような法規制もあり、製薬会社は医薬品サプライチェーンのグローバルな管理体制の構築を進めています。そして、医薬品のトレーサビリティ管理において、ブロックチェーンが有効な手段のひとつになると注目されているのです。

ブロックチェーンは、管理者(製薬会社や物流業者など)がデータを容易に変更できず、改ざん困難なデータベースの構築を可能にします。記録されたデータへの信頼性が担保されるため、医薬品が工場から出荷され、コンテナ船や配送用のトラックを経て、各地の薬局に配達されて使用者の手に渡るまでの全記録を管理・共有できるため、いつ誰がどの薬を持っているのかを追跡できるのです。

実際に商用化へ向けた動きも進んでいます。例えば、アメリカのブロックチェーン企業クロニクルドと、製薬会社大手ファイザーや医薬品卸大手マッカーソンなどが共同開発しているMediLedger(メディレジャー)では、個々の医薬品にIDを付与することで輸送経路を検証可能な形で記録することができます。このIDは製造者しか付与することができず、一度付与されれば改ざんも変更もできないため、偽造医薬品の混入を防げるのです。

従来、製品情報の検証には多くのコストがかかっていましたが、ブロックチェーンによって構築された共通データベースを活用することで、記録されたデータの正当性を効率的に確認できるようになり、コスト削減にも繋がります。

ちなみに、このような医薬品の管理システムはひとつの機関が運営するデータベースでも実現しそうですが、アメリカの場合、医療システムの民営化によって事業者ごとにシステムが細分化されており、集中管理が難しいという背景があります。だからこそ、不正ができない共有データベースを異なる業者どうしで構築できるブロックチェーンが有効な手段となり得るのです。

MediLedgerは今年中にサービス開始予定であり、小売大手のウォルマートも参加することが明らかになっています。ブロックチェーンを用いてサプライチェーンを管理する取り組みは初期段階ではあるものの、業界大手が着々とテストを進めており、今後さらに広がっていくでしょう。


参考資料:
Walmart Joins Pharmaceutical-Tracking Blockchain Consortium MediLedger(coindesk)
https://www.coindesk.com/walmart-joins-pharmaceutical-tracking-blockchain-consortium-mediledger
MediLedger
https://www.mediledger.com/
医療に変革もたらすブロックチェーン 5つの理由(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38286250Y8A121C1000000/

 
 
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