FLOCブロックチェーン大学校

マイページ
無料体験セミナー

ホワイトペーパー FLOC LOG

【日本語訳】Crypkoホワイトペーパー全文

Crypkoホワイトペーパー全文の日本語訳です。ブロックチェーンを活用した様々なプロジェクトのホワイトペーパー日本語訳を閲覧できます。

原文:https://crypko.ai/static/files/crypko-whitepaper.pdf

Crypkoホワイトペーパー
敵対的生成ネットワークを活用した暗号資産収集ゲーム
ver 0.9.0 for comike

要旨

私たちはカードのイメージが、有名なAI技術である、敵対的生成ネットワーク(GAN)によって作成される、新しい種類のオンライントレーディングカードゲーム(TCG)を提案します。これには伝統的なオンラインTCGと比べて4つのアドバンテージがあります。

1. AIによって描かれるそれぞれのカードの見た目がユニークです。
2. ユーザーはマーケット内で自由に、効率的にカードをリアルマネーで取引できます。
3. ユーザーはカードの、著作権も含む、本当の、検閲耐性のある所有権を得ます。
4. カードは様々な派生ゲームにおいて、自然で、ボーダレスで、パーミッションレスな拡張性を持ちます。

私たちはGANを活用して、カードの絵がアニメキャラクターのアバターである暗号資産収集ゲームの実例としてCrypkoを開発しています。このアイデアは絵の他のドメインにも同様に適用することができます。

1 イントロダクション

2018年AIとブロックチェーンは幅広い注目を浴びました。しかしながら、多くの人たちはそういった技術を理解するのが困難と思ったり、どちらかについて部分的にのみ理解したりしました。研究者とマスメディアは美しい青写真を提供しましたが、人々はAIとブロックチェーンの開発の現在地点や2つの技術が何をできるのか、そして私たちの生活をどう変えるのかを知りません。

一方で、この2つの技術は主に独立して開発されています。わずかなプロジェクトがAIとブロックチェーンのアドバンテージを組み合わせようとしていますが、一般顧客を置き去りにしています。

このギャップに取り組むために、私たちはAIの技術である敵対的生成ネットワーク(GAN)とブロックチェーンのアドバンテージを組み合わせた暗号資産収集ゲームであるCryokoを提案します。Crypkoには以下の特徴があります。

  • デジタル資産の価値と所有権がブロックチェーンとスマートコントラクトによって保証されます。
  • GANは収集する価値のある、様々なアニメキャラクターのアバターを発行します。
  • 生成ネットワークの資産を利用して、スマートコントラクトが2つの発行されたイメージのフュージョンを定義し、実行します。このフュージョンの結果は追跡ができ、予測不可能なため、ゲームのプレイ性を向上させます。

1.1 暗号資産収集ゲーム

2017年11月28日、CryptoKitties[4]のデビューによって、新しい分散型アプリ(dApp)である暗号資産収集ゲームが誕生した。その後、多くの企業やチームが独自の暗号資産収集ゲームを提案している [1–3, 5–9]。この種類のゲームの主題は、ブロックチェーンによって所有権と独自性が保証されたデジタル収集品である暗号資産収集品と2つの暗号資産収集品を使って新しい暗号資産を生み出すことができる、いわゆる飼育可能なことである。
暗号資産収集ゲームには伝統的なオンラインTCG1に対していくつかのアドバンテージがある。

1. ユーザーは自由に、効率的にカードを市場でリアルマネーを使って、取引ができます。
2. Ethereumの検閲耐性のおかげで、ユーザーは自身の持っているカードに対する本当の所有権を持ちます。(※ゲーム内資産として、現実世界の所有権ではない。
1要旨にあるGANによる暗号資産収集ゲームが伝統的なものに対するアドバンテージのリストとこのリストを比較してください。

3. Ethereum上のボーダーレス、パーミッションレスな資産であるおかげで同じカードのセットは自然に様々なゲームに拡張できます。

1.1.1 CryptoKittiesが切り拓いたまったく新しい種類のdApp

CryptoKittiesは以下のアイデアを提案するまったく新しい種類のdAppを切り開きました。私たちはこれらのイノベーションに敬意を持ち、CryptoKittiesのアイデアをCrypkoに活かしていきます。

1. 既存のブロックチェーン上でdAppsを公開することはシンプル、かつ収益性があり、実用的なブロックチェーンアプリケーションの開発と普及を促進します。結果として、ICOはブロックチェーンプロジェクトにとっての唯一の資金調達モデルではなくなりました。
2. ERC721規格の下で、代替不可能(NFT)と呼ばれる規格で、暗号資産収集物は改竄不可能かつ、代替も不可能なので、デジタルでの希少性と価値の基盤を提供します。
3. ゲーミフィケーションを通じて、誰もが技術的な複雑な詳細を知らなくても、ブロックチェーンの革新性と利便性を体験することができます。
4. 誕生手数料、トランザクション手数料、そして0世代の暗号資産収集物の販売によって、ゲーム運営者は持続可能な収益モデルを作れます。
5. 2つの既存のNFTを使って、新しいNFTを作れることで、特定プロセスにおけるランダム性とユーザーの所有権を保証できます。

1.1.2 CryptoKittiesに続く、新しい暗号資産収集ゲーム

CryptoKittiesのリリース以降、CryptoKittiesを拡張することで暗号資産収集ゲームを設計しようという試みがあり、その多くはスマートコントラクト上でNFTベースの対戦を導入しようとしました [3, 6, 8, 10] 。確かに、そのようなメカニズムはゲームプレイの設計としては良いのですが、現在のブロックチェーン上のスマートコントラクトの実行スピードはターンベース、リアルタイムバトルなどをあらゆるEthereumゲームに実装するための障壁になっています。
他の暗号資産収集ゲームはNFTのオブジェクトを猫から他の動物[7, 8]、土地[2]や名所[5]、絵画などの生き物以外に拡張しています。それにもかかわらず、こういったゲームはCryptoKittiesの成功を再現できないため、ユーザーはもはや自身の持っているNFTを育てることができません。

1.2 最先端の暗号資産収集ゲームの制限

これまで進歩は見られるものの、暗号資産収集ゲームには以下の問題に取り組むための改善を行う余地がまだ残されています。

問題①
暗号資産収集ゲームは複数の相互に独立している部分によって成り立っています。そのため、繁殖可能な暗号資産収集ゲームにおいては、それぞれのパーツが相互に独立しているため、遺伝的繋がりはなく、一貫性が欠けます。

問題②
ゲーム内のキャラクターの見た目はそこまで変わらないです。一般的な、暗号資産収集ゲームにおいては、パーツの種類は数百ぐらいしかなく、それらの組み合わせるだけではユーザーは飽きてしまいます。

問題③
属性の希少性はゲームプロバイダーが決めた価値に基づいています。しかしながら、現実においては、収集品の価値は現実の希少性に基づいて決められています。

1.2.1 遺伝における継続性の欠如と属性の多様さの欠如

NFTのオークションを実施することで、その交換価値が実現します。その上で、既存のNFTから新しいNFTを生み出す唯一の方法が繁殖であり、繁殖は暗号資産収集ゲームにおける継続的な収益とユーザーのアクティブさに最も大きな影響を与える要素です。

現実世界の収集品から考えると、繁殖可能な暗号資産を集めるEthereumゲームを設計する場合は、新しく生まれるNFTは親からの遺伝的な継続性に取り組むべきです。繁殖は、現実世界と同様に、最低でもある程度子供は両親の見た目を受け継ぐようにすべきです。
既存のアプローチは大まかに2つにカテゴリー分けすることができ、1つ目がイラストレーターを大量に雇って、全てのNFTに独自のイメージを描き、その時に遺伝的な継続性を取り込むようにする方法です。2つ目が、子NFTへの遺伝を、親NFTから遺伝した独立した部分の構成を分割して、組み合わせることです。確かに、最初のアプローチは最高の品質のイメージを生み出すことができますが、全ての新しく生まれるNFTのためにイラストレーターを雇用して、イメージを書いてもらうには大量の労力が必要なため、繁殖可能な暗号資産収集ゲームにおいてはこの方式は一般的ではないです。

より現実的ではあるが、クオリティの劣るソリューションである2つ目のアプローチは多くの暗号資産収集ゲームで採用されており [3,4,9] 、こういったゲームの繁殖では新しいNFT、つまり子供のパーツの組み合わせである遺伝子は、両親の遺伝子(パーツ)の再構成と突然変異で決まっています。これによって、互いのパーツの組み合わせを利用することで、それぞれのイメージを描くのに使う労力を大幅に減らすことはできますが、独立した属性はなくなり、NFTの繁殖はドレスアップゲームに退化します。

さらに、たとえパーツの組み合わせが膨大であっても、NFTの違いはパーツそのものではなく、あくまでパーツの組み合わせの違いに過ぎないため、ユーザーは飽きてしまいます。しかしながら、イラストレーターが描けるパーツ数にも限界があり、実際に典型的な暗号資産収集ゲームのNFTは10種類以下のパーツで構成されていて、それぞれのパーツの種類には10前後のバリエーションがあります。したがって、NFTの一意性は、組み合わせ的に正しいにもかかわらず、視覚的に直感的にはわかりません。

このような問題を回避するために、いくつかのゲームプロバイダーは1個の独立した特別な種類のNFTのコピーを何体か発行しました。しかしながら、これらのNFTは遺伝の継続性を損なうだけでなく、NFTの独自性をも失わせます。

1.2.2 価値=人工的な希少性=希少なパーツの合計?

これまでの暗号資産収集ゲームのマーケットでは、NFTの価格はゲームプロバイダーによってラベル付けされた、NFTのパーツの希少性などによって決まってきました。

しかしながら、現実世界のマーケットでは、収集品の価格は一般に認識されている希少性によって決まっています。同じロジックを暗号資産収集ゲームに適用するのは自然なことですが、それでも以下のような問題が残ります。

  • 物理的な物体の収集性は自然界によって、その希少性が決められています。しかしながら、NFTの希少性をゲームプロバイダーが決定することは、つまり値付けをコントロールすることとなるので、ゲームの分散性には疑問が残ります。
  • 購入者は収集品を感性に従って購入します。しかし、感性にあっているからというよりも、(ゲームプロバイダーが指定する)希少性によって、NFTがマーケットで評価されると、NFTは本来の価値と美しさを失い、ただのバーゲンのチップに退化します。

1.2.3 著作権を保有することなく、NFTを保有する?

NFTがパーツによって構成されている場合、著作権がオーナーに所属することはありえません。なぜなら、著作権はそのイメージの全てのパーツに対するものですが、現実ではそのパーツは他の多くのNFTと共有されています。
ユーザーが著作権を持つことなく、NFTを保有しているので、その所有権はブロックチェーン上でのみ有効なため、ユーザーは当然NFTの取引や繁殖ができますが、他の実務的な価値はほとんど持ちません。


この記事を運営しているFLOCブロックチェーン大学校は、最短3ヶ月でゼロから業界で活躍できるスキルを身につけるブロックチェーン総合スクールです。第一線で活躍する講師陣から実践的な知識や技術を学び、ブロックチェーンビジネスパーソンやエンジニア人材を目指します。
5,000人を超える方が参加したブロックチェーンをわかりやすく学ぶ、100分で学べる「無料体験セミナー」も随時開催しています。
遠方で参加できない方や、日程の都合が合わない方にはWEB配信も行ってます。

最新記事・限定情報を配信してます

ブロックチェーン専門スクールで即戦力を身につけませんか?

FLOCブロックチェーン大学校は、技術者の育成から、ビジネススクール、検定試験によるアセスメントの構築、人材紹介、起業家育成などを通じ、ブロックチェーンのプラットフォームを構築しているブロックチェーンの総合スクールです。
無料体験セミナーは、ブロックチェーンの仕組みからブロックチェーンで変わる未来、ブロックチェーン技術を効率的に身につける方法について、100分で学べる体験講座です。遠方で参加できない方や、教室開催の日程で都合が合わない方にはWEB配信も行ってます。

無料体験セミナーを確認する

FLOC LOG カテゴリー

3分でわかるブロックチェーンホワイトペーパー体験セミナー動画でわかるブロックチェーンNEWS