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【日本語訳】イーサリアム(Ethereum/ETH)ホワイトペーパー全文

イーサリアム(Ethereum/ETH)のホワイトペーパー全文の日本語訳です。FLOCLOGではブロックチェーンを活用した様々なプロジェクトのホワイトペーパー日本語訳を閲覧できます。

分散型自律組織(DAO)

「分散型組織」の一般的なコンセプトはバーチャルの団体で一定人数のメンバー、もしくは利害関係者がいて、67%のマジョリティなどによって、その団体の資産を使ったり、コードを変更したりできる組織を意味します。そのメンバーは、組織がその資金をどのように割り当てるべきかについて、集合的に決定します。DAOの資金配分を決める方法としてはバウンティ、給料からさらに独特なメカニズムである内部通貨による報酬制など幅広いです。これは本質的に、伝統的な会社や非営利団体の法的な取引と同様になりますが、その執行には暗号化ブロックチェーン技術のみを使用します。これまで、DAOに関連する多くの話は配当を受け取る株主と取引可能な株式を持つ「分散型自律企業」の「資本主義」モデルでした。全てのメンバーが意思決定において平等な権限を持っていて、メンバーの追加と削除に既存メンバーの67%の支持を必要とする、「分散型自律コミュニティ」と説明するモデルが代わりとなります。1人のメンバーが1つのメンバーシップしか持てないという要件は、グループによってまとめて強制される必要があります。

コードの動きに関しての一般的な概要は以下の通りです。最も単純な設計は、メンバーの3分の2が変更に同意すると変更される単なる自己修正コードです。 コードは理論的には不変ですが、コードの大きな塊を別々のコントラクトに格納し、呼び出すコントラクトのアドレスを変更可能なストレージに格納することで、これを簡単に回避し、事実上の変更を加えることができます。このようなDAOコントラクトの単純な実装では、トランザクションで提供されるデータによって区別される3種類のトランザクションタイプがあります。

● [0、i、K、V]プロポーザルをインデックスiに登録し、ストレージインデックスKのアドレスを値Vに変更します。
● プロポーザルiへの賛成票を[0,i]として登録します。
● 十分な投票数があったら、プロポーザルiを決定するために[2,i]にします。

そのコントラクトはこれらそれぞれのための行を持つでしょう。そして、全てのオープンストレージ変更の記録、さらには誰が投票したのかのリストを持ちます。また、全てのメンバーのリストも持ちます。ストレージの変更が投票に参加したメンバーの3分の2に達すると、ファイナライズトランザクションがその変更を実行できます。より洗練された概要には、トランザクションの送信、メンバーの追加、メンバーの削除などの機能に対する組み込みの投票機能もあります。また、Liquid Democracyスタイルの投票の委任も可能です(例 誰でも自分の代わりに投票する人をアサインすることができ、そして代入は推移的なので、AがBを割り当て、BがCを割り当てると、CはAの投票を決定します。)。この設計によって、DO(分散型組織)は分散型コミュニティとして正しく成長することができ、徐々に誰がメンバーであるかを除外するタスクを最終的にスペシャリストに委任することができるようになり、「現在のシステム」とは違い、個人コミュニティメンバーが路線を変更する時に、スペシャリストは時間の経過とともに、簡単に参加したり、辞めたりすることができます。

別のモデルは、どのアカウントにも0もしくはそれ以上のシェアを持つできる分散型企業のためのもので、株式の3分の2が意思決定に必要です。完全な概要には、資産管理機能、株式を売買するオファーをする機能、およびオファーを受け入れる機能が含まれます(さらに、オーダーマッチ機能がコントラクト内にあることが望ましいです。)。委任は「民主主義」スタイルにも存在し、「理事会」の概念を一般化します。

将来的には、より先進的な組織統治の方法が実装されるかもしれません。現時点では、分散型組織(DO)が分散型自律組織(DAO)として説明できるようになりました。DOとDAOの違いははっきりしないですが、一般的にはガバナンスが政治的なプロセスと「自動」プロセスのどちらを介して実行されるのかということです。直感的に判断するには、「共通言語」の有無が基準です。2人のメンバー間で共通言語がなかったとしてもその組織が機能することができるのか。明確に、シンプルな伝統的な利害関係スタイルの企業は失敗しますが、ビットコインプロトコルのような組織ははるかに上手く成功しています。予測市場を通じて、組織の統治を行うメカニズムであるRobin Hansonが提唱した「futarchy」は真に「自動」での統治がどのようなものかの良い例です。ただ、全てのDAOが全てのDOよりも優れていると考えるべきではないです。自動化はシンプルにある特定の場面において、非常に大きなメリットのあるパラダイムで、それ以外の場面では現実的ではないかもしれず、準DAOが数多く存在するようになると思います。

その他

1. 預金ウォレット

アリスが自分の資産を安全に保管したいですが、誰かにハッキングされたり、暗号鍵を忘れたりすることを心配しています。そこで、彼女は銀行であるボブとのコントラクトにETHを入れました。

● アリス自身は毎日資産の1%までを引き出すことができます。
● ボブ自身は毎日資産の1%までを引き出すことができますが、アリスはボブの引き出しをできなくするトランザクションを彼女の鍵で行うことができます。
● アリスとボブが一緒にやると上限なく引き出すことができます。

普通、アリスにとって毎日1%は十分ですが、もっと引き出したいときはボブに助けてもらうために連絡することができます。If アリスの鍵がハッキングされたら、ボブのところにいって、新しいコントラクトに資金を移動させます。もしも、彼女が鍵をなくしてしまったら、ボブは徐々にアリスの資産を取り出します。もしも、ボブに悪意があることがわかったら、彼女はボブの引き出しをする権限を停止することができます。

2. 農作物保険

価格のインデックスの代わりに天気のデータフィードを使った金融デリバティブコントラクトを簡単に作ることができます。もしも、アイオワ州の農家が降水量に基づいて支払いをするデリバティブ商品を購入した場合、干ばつがあると農家は自動的にお金を受け取り、十分な雨があれば農家は彼らの作物が育つので幸せです。

3. 分散型データフィード

金融コントラクトを差別化するために、実際に「SchellingCoin」と呼ばれるプロトコルを通じて、データフィードを分散化することが可能です。SchellingCoinは基本的に以下のように機能します。N人の当事者が与えられた基準値(例 ETH/USDの価格)をシステムに入れ、 その値が保存され、そして25~75パーセンタイルの間の誰もが報酬として1トークンを得ます。誰もが他の人たちが提供した答えを提供するインセンティブがあり、プレイヤーの大半が現実的に合意できる値のみが明確なデフォルト、つまり真実です。これにより、ETH / USDの価格、ベルリンの気温、特定のハード計算の結果など、理論的にはあらゆる任意の数の値を提供できる分散プロトコルが作成されます。

4. スマートマルチシグニチャエスクロー

ビットコインでもマルチシグニチャトランザクションコントラクトを作成することができ、これは例えば5つの設定された鍵のうち3つあると資産を使うことができるというようなものです。イーサリウムではさらにきめ細かい設定ができます。例えば、5つのうち4つあれば全てを使うことができ、3つの場合は毎日10%使うことができ、2つの場合は毎日0.5%を使うことができるといった設定ができます。さらに、イーサリウムにおけるマルチシグは非同期です。2つの当事者が自身の署名を別々のタイミングでブロックチェーン上に登録することができ、最後の署名によって自動的にトランザクションが送信されます。

5. クラウドコンピューティング

EVMテクノロジーは、さらに検証可能な計算環境を作り上げるために使うことができ、他の誰かに計算を実行することを依頼して、それから次にオプションで、ランダムに選択された特定のチェックポイントでの計算が正しく行われたことの証明を求めます。これによって、クラウドコンピューティングマーケットを生み出せるようになり、ここではあらゆるユーザーが自身のデスクトップ、ノートPC、サーバで参加することができ、システムの信頼を保証するためにセキュリティデポジットとスポット確認を活用できます(例 ノードは不正に収益を上げることができない)。ただし、このようなシステムが全てのタスクに適しているわけではないです。例えば、高レベルのプロセス間通信を必要とするタスクは、大規模なノードのクラウド上では簡単には実行できません。しかしながら、他のタスクははるかに並行化しやすいです。このようなプラットフォーム上ではSETI@home、folding@home、そしてゲノムアルゴリズムのようなプロジェクトは簡単に実装することができます。

6. P2Pギャンブル

Frank StajanoとRichard ClaytonのCyberdiceのような、いくつものP2Pギャンブルプロトコルはイーサリウムブロックチェーン上で実装することができます。最もシンプルなギャンブルプロトコルは実際に次のブロックハッシュに違いを生み出すシンプルなコントラクトで、そこにさらに進歩したプロトコルを構築することができ、胴元の取り分がほぼゼロで、不正ができないギャンブルサービスを作ることができます。

7. 予測市場

オラクルやSchellingCoinが提供するような、予測市場は簡単に実装でき、SchellingCoinと予測市場を組み合わせることで、分散型組織のための統治プロトコルとしての最初の主流のfutarchyのアプリケーションとなることを証明するかもしれません。

8. IDと評価システムを基盤として使う、オンチェーンの分散型マーケットプレイス


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