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FLOC講師が解説!速報ブロックチェーンニュース FLOC LOG

経産省がブロックチェーン技術者を支援する考えを示唆

動画でわかるブロックチェーンNEWSではブロックチェーン関連のニュースを動画で解説します。 本日は「経産省、国内の技術者支援しブロックチェーンのコア開発への参入促す」について解説いたします。

解説
ジョナサン・アンダーウッド FLOCブロックチェーン大学校校長

参考記事)https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1181757.html

経産省がブロックチェーン技術者を支援する!?

―FLOCブロックチェーン大学校、ジョナサン・アンダーウッド校長に解説いただきます。よろしくお願い致します。

よろしくお願いします。

―まず今回の内容を具体的に教えていただけますか?

経産省が国内の技術者支援を行うという考えを示してますが、特に注力する部分としてはブロックチェーンのコア開発です。
コア開発が何を意味しているかですが、本文の中で何回か出てきているオープンソース開発のことです。
これはオープンソースと呼ばれる世界中の技術者がボランティアで協力し合って築き上げるソフトウェアのことを意味しています。

基本的にオープンソースのソフトウェアというのはどこかの国、もしくはどこかの企業がそのソフトウェアを支援しなければ100%ボランティアになってしまうんですね。
ボランティアになってしまうとやはり金銭的なインセンティブがないため、実際に作業をする人がいたとしても別の人が目を通して抜き打ちチェックをするようなレビュー作業ができなかったりします。

ですので、この経産省がやろうとしていることは、おそらく国が活用するかもしれないブロックチェーンの技術を発展させるために技術者を実際に当てて開発を進めるというのが1点、もう1つは実際に国内にいる技術者のブロックチェーンに対する理解の底上げをするという試みがあると思っています。

実装に向けてブロックチェーン技術が克服するべき課題

―課題もあるとありますが、具体的にどういった課題があるんでしょうか?

FLOCのエンジニアコースでも触れている課題ですが、

技術面、これは仮想通貨で言えば秘密鍵が命ですので、秘密鍵の安全な管理方法が1つの課題ですね。

そもそもデータを入力する際の信頼性の確保の方法等もあるんですけれども、これはブロックチェーンが解決しようとしている問題ですね。
実際にブロックチェーンに関わる技術者がよくつまずくところとしては秘密鍵の管理がずさんだったりします。

そうすると過去にハッキング事件が何度も起きていますが、事件のほとんどはその会社、もしくはその取引所で開発をしていたエンジニアのスキル不足、もしくは人手が足りなくて手が回っていないということできちんとその秘密鍵の管理をしていなかった。

もう1つあるのがデータ入力の信頼性、これこそがブロックチェーンをどういうふうに読み取るのかという部分にもつながると思うんですけれども、例えば仮に何々コインという新しいブロックチェーンのコインを取引所として上場したと仮定します。

本来であればブロックチェーンのオープンソースのコードを自分で大丈夫かどうかを確認した後にコンパイルして、ソフトウェアを実行してそのブロックを検証したり取引を検証したりするべきなんですが、一般的なエンジニアがそういうものを確認するリソースがなかったりすると、自分でブロックチェーンを実行してブロックを確認したり取引を確認したりするのではなく、外部のサイトに完全に依存しきってしまうケースもあったりします。

どこまで許容範囲なのかということを理解することも非常に難しいのです。

外部のサービスを完全に信頼しきってしまうというのは誰でも取引所がそれをやっていたらいいのかというと、多分100%の人は外部サービスに100万ビットコインが入金されたかどうかを確認するのってそのサービスと誰かが手を組んだら不正ができますよね。

このブロックチェーンは全てのブロックを確認して、取引を確認してではなく、一部の取引しか確認しない、例えばSPVモードがありますと言われたときにそのSPVモードが自分のやろうとしているサービスに必要な情報がとれるのか、それはちゃんと担保されているのか、ブロックチェーンの中でちゃんと自分の欲しいデータがとれるのかというところを、技術者がちゃんとブロックチェーンの仕組みを理解していないと、ブロックチェーンを100%自分で確認するのと全く確認しないの間のそれぞれの施策を判断して、これが自分のビジネスモデルに合っているのかどうかを見分ける課題があります。

ですので取引所は分かりやすいです。取引所は何十億円分のビットコインとか仮想通貨を入れられるかもしれないので、100%ブロックチェーンを確認するしかないと思います。

ですがビットコインのブロックチェーン上でのゲームなど何十億円の価値を損なうものでなければ、もしかしたら検証するコストは見合わないなど、必要なセキュリティの要件がでてくるかもしれません。

そうすると部分的に検証する、もしくは外部に完全に委託してしまうという選択肢もあるというような課題が出てくるかもしれません。

その他にも経済面や制度面というところに関しては、例えば実際に利用者が使った時に利用しやすいのか利用しにくいのか、詐欺が起こりやすいのか起こりにくいのか、ブロックチェーンは個人情報を保護することができるのかできないのかというところは課題としてありますね。

今後どのような活動をしていけばよいのか?

―なるほど、課題は分かったのですが、今後私達はどういった活動をしていけばよろしいでしょうか?

今回は経産省が支援をしてくださるという内容でしたが、自分の会社でブロックチェーン技術がいずれ大きな活躍をしてくれるだろうと確信を持った会社や、世界中の国々がブロックチェーンの技術が我が国に大きな影響、いい影響を及ぼしてくれると確信したときに、まずはその根幹となっているブロックチェーン技術を支援することです。

ビットコインでなくてもイーサリアムやHyperledgerなどでもいいですし。

様々な会社がバッティングしているところもあるので協会に参入したり、もしくは最近増えてきていますが、エンジニアを雇ってそのエンジニアにビットコインのコア開発に参加する仕事を与える。

実際のところビットコインJSの開発を私はやってます。現在ビットバンクとFLOCに所属してますが、ビットコインJSの開発は別にお金をいただいていません。
ビットコインJSはビットバンク及びFLOCのためになる、すごくいい影響を与えてくれるものになるので、私がそれの開発を行うことでビットバンクもFLOCもハッピーになります。

それと同じように誰か既存のエンジニアを1人2人当てるでもいいですし、0から新しいエンジニアを雇って、ビットコインの開発やイーサリアムの開発をしなさいとか、英語能力がないとビットコイン、イーサリアムの開発が難しいので英語の勉強のための支援を社員のためにしてあげるのが良いでしょうね。

そういう活動を国がやってくれるのはすごく嬉しいですが、やはり国だけではなくプライベートカンパニーのいろいろな法人が、いや、自分の会社にブロックチェーンがこれから10年先20年先に絶対いい影響を及ぼしてくれるだろうという確信があるなら、オープンソース開発に参加しない理由がないです。

やはり10年後20年後絶対に自分の会社がいい影響を与えてもらえると確信したら開発する、それに尽きると思います。


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この記事の解説者

ジョナサン・アンダーウッド

FLOCブロックチェーン大学校校長

ベーシックコース エンジニアコース

1987年生まれ。米国出身のビットコイン研究者。ビットコインのオープンソース、ウォレットプロジェクトの開発や、プロトコルを定める提案などに参画。またブロックチェーンにおける暗号技術の専門家として、多数の公的機関や金融機関へのアドバイスを行う。 2015年よりブロックチェーン技術の普及を目的とし教育活動に専念。2018年FLOCブロックチェーン大学校校長に就任。
日経QUICKなどメディアからの暗号技術についての取材をはじめ、「一般社団法人ブロックチェーン推進協会」「日本仮想通貨事業者協会」「HashHub Conference」などでブロックチェーン技術や暗号通貨セキュリティ問題解決についての講演活動も精力的に行っている。

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