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【教えて赤澤先生】Layer2(セカンドレイヤー)技術って何?

受講生代表のタカシくんは今日も疑問があるようです。「セカンドレイヤー(Layer2)技術って?」 疑問・質問はもちろん、難問や珍問、さらによくある誤解にもFLOCブロックチェーン大学校の講師の赤澤さんが答えていきます。

タカシ

セカンドレイヤー技術って何?

赤澤講師

ブロックチェーン技術には処理すべきデータが多くなればなるほどに、処理されていないデータが溜まってしまう問題があります。ブロックチェーンの利用者とデータの増加に対応するために、セカンドレイヤー(Layer2)技術とよばれるものが次々と提案されてきました。

タカシ

その問題、スケーラビリティ問題って言うんだよね。何度も聞くから、覚えてきた。それで、セカンドレイヤー技術には具体的にはどんなものがあるの?

赤澤講師

Bitcoinでは「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」というものがあります。ブロックチェーン上で処理しきれないものをその外側で処理して、その結果をチェーンに格納します。Ethereumでも似たような仕組みに「Raiden Network(ライデンネットワーク)」があります。

タカシ

ブロックチェーンの外側で処理しちゃうんだね。

赤澤講師

そうですね。特にEthereumだと、そのブロックチェーンをプラットフォームとしてたくさんのアプリケーションを動かすので、スケーラビリティ問題への対策は最重要です。そのため、Plasmaというサイドチェーンプロジェクトも進められています。

タカシ

ん? サイドチェーンっていうのもあるの??

赤澤講師

ブロックチェーンの外側に別のブロックチェーンを作って連携させる技術を「サイドチェーン技術」と言います。親に当たるメインチェーンに対して、子供に当たるチェーンがサイドチェーンです。Layer2技術はスケーラビリティ問題への有効な策として注目を集めており、ここで紹介したもの以外にもたくさん存在します。今後どんどん研究開発が進んでいくでしょう。

 

サイドチェーンという概念は、2014年にカナダのスタートアップであるBlockstream社によって提案されました。これはメインチェーンと双方向ペグ(two-way peg) で接続されたチェーンです。つまり、サイドチェーン上の独自通貨(トークン)とメインチェーン上の通貨(トークン)は交換できます。

サイドチェーンはメインチェーンのセキュリティの恩恵を受ける事ができます。例えば、 BitcoinのサイドチェーンはBitcoinブロックチェーンの強固なセキュリティを利用できるのです。

また、プライベートチェーンやコンソーシアムチェーンであっても、サイドチェーンとしてパブ リックチェーンにペグすることが可能です。したがって、ビジネス用途で利用されることの多い型のブロックチェーンに、パブリックチェーンとの相互運用性を持たせることができます。

 

ブロックチェーンエンジニアでありベーシックコースやエンジニアコース等の講師も務める赤澤講師。
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この記事の解説者

赤澤直樹

ブロックチェーンエンジニア、FLOCブロックチェーン大学校 認定講師

ベーシックコース エンジニアコース

ブロックチェーンエンジニア。フリーランスとしてシステム開発やAI開発、データ解析に従事する中で分散システム、特にブロックチェーン技術の奥深さに魅了される。教育を通じて、共に活躍できるブロックチェーンエンジニアを輩出するべく、株式会社FLOCに参画。講師や各種執筆、中上級者向けの新規教育コンテンツ制作に加え、広島大学大学院博士課程後期で研究活動も行う。

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竹中 平蔵

東洋大学国際学部教授/慶應義塾大学名誉教授

一橋大学経済学部卒業後、73年日本開発 銀行入行、81年に退職後、ハーバード大学 客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを務める。ほか公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長、オリックス(株)社外取締役、SBIホールディングス(株)社外取締役などを兼職。博士(経済学)。

岩倉正和

一橋大学大学院法学研究科(ビジネスロー専攻)教授

東京大学法学部卒業後、93年ハーバード・ロースクール卒業(LL.M.)、94年NY州弁護士資格取得。2007年及び2013年にハーバード・ロースクール客員教授に就任。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て、2018年より現職。M&A法、金融規制法、知的財産法、IT法、フィンテック法を含むビジネス法が専門。

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