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【教えて赤澤先生】ブロックチェーンには、どんなデータでも保存できるの?

受講生代表のタカシくんは今日も疑問があるようです。「ブロックチェーンに保存できるデータって、どんなものなんだろう?」 疑問・質問はもちろん、難問や珍問、さらによくある誤解にもFLOCブロックチェーン大学校の講師の赤澤さんが答えていきます。

タカシ

ブロックチェーンには、どんなデータでも保存できるの?

赤澤講師

いえ、保存できるデータは、種類も量も限られています。そもそもブロックチェーンは、ブロックが連なっている仕組みになっていて、データ自体は個々のブロックの中に格納されています。そして、厳密には少々異なりますが、基本的には格納されるデータは「文字列」であると考えると大丈夫です。

タカシ

文字列、って言われてもなぁ……

赤澤講師

たとえば、Bitcoin(ビットコイン)の場合、「誰から誰へ送金したという記録」がトランザクションデータとしてブロックに格納されます。詰まるところ、トランザクションデータは記録をつけたメモ書きのようなものなんですね。メモ書きできるものを言い換えると、例えば誰が何を持っているといった所有権とか、どこにデータがあるという所在地のようなデータであればブロックチェーンに記録できるわけです。ちなみに、「メモ書きをしたのが本人である」という証明は電子署名という技術を使っています。

タカシ

メモ書き……。でも、コピペできちゃうんじゃないの?

赤澤講師

確かに、メモのようなデータはデジタル空間では簡単にコピペできてしまいます。しかし、ブロックチェーン技術は、独自のデータ構造やそのデータの生成プロセス、P2Pによるデータ共有といった部分で工夫を凝らすことで、ただのメモ書きであってもコピペを許さない仕組みを実現しました。それ故に、そのデータの唯一性を保証し、デジタル空間で「資産」まで扱えるようになったんです。

タカシ

なるほど、コピペできないんだね。ところで、ファイルや画像をそのまま保存できるわけではないの?

赤澤講師

そうですね。ファイルや画像データについてブロックチェーンを使いたいのであれば、別の分散型ストレージに保存して、その結果をブロックチェーンに保存するのが一般的です。

タカシ

へー、具体的には?

赤澤講師

例えば分散型ストレージであれば、IPFSや、Ethereumのブロックチェーンに組み込まれているSwarmなどが代表的です。

 

「データベース管理システム内で実行される一連の情報処理の単位」のことです。Bitcoinの場合、複数のTxIn(支払元)と複数のTxOut(支払先)によって構成される送受金のデータ(取引データ)のことを指します。

文字通りトランザクション(取引データ)を並べたものが、「トランザクションリスト」です。 Bitcoinの場合は、ブロックサイズが最大1MBに設定されており、1個のブロックのなかには1〜3000 程度のトランザクションが含まれています。

トランザクションがブロックに取り込まれることを「承認される」と表現します。そこに記録されたトランザクションのみが正当なものとしてネットワークに承認されたことになります。

ブロックチェーンエンジニアでありベーシックコースやエンジニアコース等の講師も務める赤澤講師。
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この記事の解説者

赤澤直樹

ブロックチェーンエンジニア、FLOCブロックチェーン大学校 認定講師

ベーシックコース エンジニアコース

ブロックチェーンエンジニア。フリーランスとしてシステム開発やAI開発、データ解析に従事する中で分散システム、特にブロックチェーン技術の奥深さに魅了される。教育を通じて、共に活躍できるブロックチェーンエンジニアを輩出するべく、株式会社FLOCに参画。講師や各種執筆、中上級者向けの新規教育コンテンツ制作に加え、広島大学大学院博士課程後期で研究活動も行う。

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竹中 平蔵

東洋大学国際学部教授/慶應義塾大学名誉教授

一橋大学経済学部卒業後、73年日本開発 銀行入行、81年に退職後、ハーバード大学 客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを務める。ほか公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長、オリックス(株)社外取締役、SBIホールディングス(株)社外取締役などを兼職。博士(経済学)。

岩倉正和

一橋大学大学院法学研究科(ビジネスロー専攻)教授

東京大学法学部卒業後、93年ハーバード・ロースクール卒業(LL.M.)、94年NY州弁護士資格取得。2007年及び2013年にハーバード・ロースクール客員教授に就任。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て、2018年より現職。M&A法、金融規制法、知的財産法、IT法、フィンテック法を含むビジネス法が専門。

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