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【教えて赤澤先生】度重なる仮想通貨の流出。ブロックチェーンは危険なの?

受講生代表のタカシくんは今日も疑問があるようです。「何度も仮想通貨が流出しているから、ブロックチェーンは危ないのでは?」 疑問・質問はもちろん、難問や珍問、さらによくある誤解にもFLOCブロックチェーン大学校の講師の赤澤さんが答えていきます。

タカシ

仮想通貨の流出事件が起こるけど、ブロックチェーンって危ないの?

赤澤講師

仮想通貨取引所から仮想通貨が流出した事件は日本でも複数、起きましたね。実は、これらの事件では、「秘密鍵」が盗まれているのです。

タカシ

秘密鍵の盗難って、どういう意味?

赤澤講師

秘密鍵を持っているということは、ブロックチェーンにおける資産を所有しているのと同じことです。それを盗まれることで、事実上、資産の所有権を奪われてしまうことになるワケです。

タカシ

ということは、秘密鍵の管理がまずかったってこと?

赤澤講師

鋭いですね。仮想通貨取引所から仮想通貨が流出したことは「ブロックチェーンの脆弱性」ではなく、取引所の「秘密鍵の管理の仕方」がまずかったということになります。例えば、日本の銀行に強盗が入って何億と盗まれたとしても、日本の金融システムの信用問題にはなりませんよね? 銀行のセキュリティの問題です。これと同じイメージだと思ってもらえれば大丈夫です。

タカシ

とはいえ流出はダメだよね。何か対策はないの?

赤澤講師

現在、各取引所は金融庁からの要請もあってセキュリティの強化を進めており、かなり対策が進んでいます。そもそも秘密鍵が盗まれるのは、ネットに接続している環境で保管されていたからであり、USBのようなオフラインの環境で秘密鍵を保管しておけば、紛失さえしなければハッキングの心配はほぼありません。このような工夫を積み重ねて、より安全な環境を作っています。

ブロックチェーンで使われる「公開鍵暗号方式」という暗号技術において、鍵の所有者が秘匿するべき鍵のことを指します。

公開鍵暗号方式では、「公開鍵」と「秘密鍵」が対になっています。秘密鍵が秘匿されるべきなのに対し、公開鍵は第三者に公開されることを前提にしています。公開鍵で暗号化されたデータは、秘密鍵でしか解読できません。

 

ブロックチェーンエンジニアでありベーシックコースやエンジニアコース等の講師も務める赤澤講師。
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この記事の解説者

赤澤直樹

ブロックチェーンエンジニア、FLOCブロックチェーン大学校 認定講師

ベーシックコース エンジニアコース

ブロックチェーンエンジニア。フリーランスとしてシステム開発やAI開発、データ解析に従事する中で分散システム、特にブロックチェーン技術の奥深さに魅了される。教育を通じて、共に活躍できるブロックチェーンエンジニアを輩出するべく、株式会社FLOCに参画。講師や各種執筆、中上級者向けの新規教育コンテンツ制作に加え、広島大学大学院博士課程後期で研究活動も行う。

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竹中 平蔵

東洋大学国際学部教授/慶應義塾大学名誉教授

一橋大学経済学部卒業後、73年日本開発 銀行入行、81年に退職後、ハーバード大学 客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを務める。ほか公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長、オリックス(株)社外取締役、SBIホールディングス(株)社外取締役などを兼職。博士(経済学)。

岩倉正和

一橋大学大学院法学研究科(ビジネスロー専攻)教授

東京大学法学部卒業後、93年ハーバード・ロースクール卒業(LL.M.)、94年NY州弁護士資格取得。2007年及び2013年にハーバード・ロースクール客員教授に就任。一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て、2018年より現職。M&A法、金融規制法、知的財産法、IT法、フィンテック法を含むビジネス法が専門。

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