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ブロックチェーンで宿泊手数料からの解放!ホテル業界における活用事例

ホテル業界ではオンライン旅行代理店(OTA)が普及することで、ゲストが宿泊先を選ぶことが多くなりました。しかしOTAを介することで宿泊料に多くの手数料がかかってしまいます。そこでブロックチェーン技術を使うことで、ホストとゲスト、両方にとってメリットのあるプラットフォームを作る試みがされています。

フロック博士

今はオンライン旅行代理店が一般的になったことで旅行代理店によるツアープランに頼らず、自分で宿泊するホテルを決めることができる。宿泊費の比較も自宅でできるからとても便利じゃのう

タカシ

そんなに便利なのにブロックチェーンが必要なの?

フロック博士

実はホテル業界はブロックチェーンととても相性がいいんじゃ。ブロックチェーンを利用することで既存のプラットフォームだけでなく、新しい宿泊形態にも応用ができる。何より宿泊料を安く抑えることができるようになるんじゃ

タカシ

それはいいね!宿泊料を抑えた分、贅沢な旅行ができそうだね

ホテル業界とブロックチェーンは相性がいい

かつて旅行者とホテルをつないでいたのは、主に旅行代理店でした。しかしインターネットが発展することで、じゃらんnetや楽天トラベルなどオンラインの旅行代理店(Online Travel Agent, OTA)が登場しており、2017年度には日本国内で約4.5兆円もの規模にまで成長しています。

ただホテルがOTAに予約フォームを掲載するには、1回の成約ごとにおよそ10%ほどの送客手数料をOTAに支払わなくてはなりません。

ほかにもカード決済手数料、ポイント分の料金などを合わせると、宿泊料のうち15%ほどがOTAに支払われる仕組みになっています。

この仕組みはホテルの大小によらず適応されます。そのため小規模なホテルでは利益を維持するために宿泊料の増額や利益の削減を余儀なくされてしまいます。加えてOTAによる割引サービスなどの負担もかかります。

これではホテルに負担がかかるだけでなく、旅行者も適正な価格設定で比較ができないために不利益を被ってしまうでしょう。

そこでブロックチェーンを使い、従来のOTAによる中央集権型のプラットフォームに代えてホテルと旅行者をピアツーピアにつなげるプラットフォームを構築することで、手数料をなくすことが可能になります。

旅行者はホテルと直接交渉をして、より適切な価格で宿泊をすることができ、ホテル側は手数料による利益の圧迫を防ぐことができます。

OTAが出る以前、旅行代理店に頼らないで旅行をするときには自分で旅先の旅館を調べて交渉をするのが当たり前でした。元々1対1でやり取りをしていた業界なので、ホテル業界とブロックチェーンは相性がいいとも言えるでしょう。

電話での予約では予約をしたまま来ないなどホテル側の準備が無駄になるリスクもありますが、ブロックチェーン技術を使えば予約と決済をスマートコントラクトで自動化でき、確実に収益をあげることができます

ホテル×ブロックチェーンの活用事例を紹介

先にも述べたように、ホテル×ブロックチェーンの活用事例はOTAに代わる分散型プラットフォームが中心となります。ブロックチェーンを維持するために発行されるネイティブトークンを使って独自のサービスを提供するケースも見られます。

また近年ではホテルではなく一般家庭や企業などが宿泊スペースを提供する「民泊」という宿泊形態が注目されています。民泊もAinbnbなどのOTAで取り扱われることがありますが、ホテルとは異なる問題もあります。

民泊にもブロックチェーンが活用される事例もあるので、合わせて紹介していきます。

手数料0円の宿泊予約プラットフォーム「LockTrip」

LockTripは手数料0円と、従来のOTAよりも20%安い価格で予約ができる点を前面に押し出した分散型宿泊予約プラットフォームです。
ホテル側はLockTripのウェブサイトから無料で登録し、旅行者はプラットフォームで検索をして宿泊先を探すことができます。

LockTripではLockchainというイーサリアムベースのブロックチェーン上に構築されたLockchainエンジンを経由して旅行者とホテルをつなぎます。

旅行者がクレジットカードを使って予約をすると、支払われたお金はLockchainエンジンでLOCトークンというネイティブトークンへ両替され、LOCトークンを使って手数料0%で予約が完了します。

この予約はスマートコントラクトによって自動化され、旅行者がチェックアウトすることで自動的に支払いが実行されます。ホテルはLockchainエンジンを利用して、LOCトークンを法定通貨へ清算します。このときも手数料はかかりません。

一連のやり取りでは手数料が一切かからないため、他のOTAで必要になる手数料分だけ宿泊費を抑えることができます。そのため従来よりも20%安い価格での予約が可能です。

従来のOTAでは手数料や広告収入などで収益化を図っていましたが、LockTripではシェアが高まり、自社保有分のLOCトークンが値上がりをすることで収益をあげるというビジネスモデルを採用しています。

将来的には追加の機能を有料で提供する計画もあるそうですが、シェアが拡大することでホテルに負担をかけることなく半ば自動的に収益をあげられるというのは、OTAとしては理想的ではないでしょうか。

LockTripではホテルや民泊、航空券などを予約できます。2018年2月にα版をリリースした時点で既に10万室のホテルと提携を結んでおり、今後ホテルの数が増えていけば、既存のOTAとも充分に競えるようになるでしょう。

宿泊客にも利益を与える「Trippki」

OTAには宿泊料金の一部をポイントとして宿泊客に還元するところがあります。ポイントは別の宿泊や別のサービスで使うことができます。ただOTAのポイント分の割引はホテル側の負担となってしまいます。

分散型宿泊予約プラットフォームであるTrippkiでは旅行者とホテル側で直接交渉して、手数料を抑えた予約ができ、宿泊料の一部がネイティブトークンであるTRIPトークンとして旅行者に還元されます。

このトークンはTrippkiのブロックチェーン上に構築されたTrippki Payment Processorを通じてトークンマーケット場などから支払われるため、ホテルに負担がかかることはありません。

TRIPトークンはTrippkiで宿泊料として使うことができるほか、取引所を介することで他の仮想通貨や一部の法定通貨と交換できます。
ホテルはTRIPトークンを料金としてサービスやアメニティを提供することで、顧客に合わせたきめ細かなサービスを実現できます。

OTAでは旅行者とホテルの関係作りが難しいですが、TRIPトークンで独自のサービスを提供することで両者の関係を構築することが可能です。
またOTAでは宿泊したホテルについてレビューを書くことで別の利用者にホテルのイメージを伝えたり、ブランディングを促進します。

しかし実際には泊まっていないのに嘘を書き連ねたり、印象操作のために偏った情報を載せるケースがあり、レビューが機能しない場合もあります。

Trippkiでは宿泊に終了し、報酬としてTRIPトークンを受け取ることでその宿泊先のホテルについてレビューを書く権限が開放されます。そのため他の利用者は実際に宿泊した人の生の声を参考にすることができます。

スマート民泊にブロックチェーンを応用するシノケングループ

一般家庭などに観光客を宿泊させる「民泊」は欧米では類似のサービスが既に広く提供されており、日本でも2018年6月15日に住宅宿泊事業法(民泊新法)で具体的な法規制が進められています。

アパート、マンションへの投資を行うシノケングループはブロックチェーン技術の開発を行う株式会社Chaintopeと共同で、自社で管理する物件のうち、民泊で利用できるものを管理するためのプラットフォーム作りを進めています。

従来、民泊の提供者と旅行者を結びつけるOTAとしてはAirbnbがありますが、ブロックチェーン技術を利用すればホテル同様第三者を介さずに交渉ができます。

そのため手数料の削減や、スマートコントラクトを利用した宿泊の流れの自動化などの恩恵にあずかれます。

また民泊ではホテルのようにルームキーを管理するような仕組みが整備されておらず、鍵の受け渡しや紛失が大きな問題となっています。

シノケングループのサービスではプラットフォーム上で予約した旅行者に対して民泊の利用権を付与し、各物件の、スマホで鍵を開け閉めできるスマートロックと連動させることでスムーズな受け渡しを実現します。

2020年には東京オリンピックが控え、日本には多くのインバウンド需要が見込まれます。これまでのホテルはもちろん、民泊の必要性は高まるでしょう。
ブロックチェーン技術を利用したスマート民泊のプラットフォームの重要性もまた高まっていくことでしょう。

 

タカシ

オンライン旅行代理店サービスも便利なだけじゃないんだね

フロック博士

ワシたちがお得に宿泊する背景には、手数料に苦しむホテルもある。小さくてもサービスがきめ細かかったり、独自性を持ったホテルが淘汰されてしまうのは残念じゃのう

タカシ

小さなホテルを守るためにも、ブロックチェーンを利用したプラットフォーム作りが大切なんだね

フロック博士

ブロックチェーンを利用することで、ワシたち旅行者も本当に自分に合った宿泊先を選びやすくなる。ホテルにとってもワシたちにとっても、ウィンウィンの制度作りができるんじゃ

まとめ

オンライン旅行代理店(OTA)の登場は私たちのホテル選びにとって革新的な出来事だと言えるでしょう。昔と異なり、世界中のホテルを一目で比較し、宿泊先を決めることができるようになりました。

しかし一方で手数料によって小さなホテルの経営を苦しめたり、ホテルと旅行者の関係構築の妨げになるなどOTAによるデメリットも近年では見られるようになっています。

そこでブロックチェーン技術を利用することでOTAの利便性を残したまま、OTAの欠点を補う分散型プラットフォームの構築が可能になりました。

また近年注目を浴びる、民泊という新しい宿泊形態にもブロックチェーン技術による革新が期待されています。ホテル業界やOTAは依然成長中の分野であり、今後躍進する可能性も大いにあるでしょう。


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