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食品偽装が無くなる!?食品業界のトレーサビリティ、ブロックチェーンの活用事例

仮想通貨を支える技術として注目されていたブロックチェーンですが、様々な場面での応用が期待されております。 その一つとしてトレーサビリティというものがありますがご存知でしょうか? トレーサビリティとは、トレース(追跡)とアビリティ(能力)を組み合わせた造語であり、日本語に直訳すると「追跡可能性」と訳されます。 自動車や電子部品、食品、医薬品などの製造分野において主に用いられます。その中でも今回は、食品のトレーサビリティとブロックチェーンの活用についてご紹介したいと思います。

フロック博士

トレーサビリティという言葉を聞いたことがあるかの?

タカシ

トレーサビリティ?聞いたことないですね。何か強そう…!

フロック博士

簡単に言うとモノの追跡じゃ!

タカシ

食品とトレーサビリティって何か関係あるの?追跡しなくても…?

フロック博士

タカシがスーパーで買う食品。例えば牛肉や卵・牛乳も誰が作ったか分からんじゃろ?
消費者からすると、生産者が見えんのじゃ。でもスーパーの人に聞けばどこから仕入れたか分かる。そして卸売業者に聞けば生産者が分かる。これが食品のトレーサビリティじゃ。
消費者に安心・安全に買い物をしてもらうためにも必要なことなのじゃよ。

タカシ

なるほど!何気なくスーパーで売ってるから安心!と買っていたけど、そうやって信頼が成り立ってるんだね!身近なことだからちゃんと学んでおかないと!

トレーサビリティとは

早速、トレーサビリティの定義とトレーサビリティが使われているシチュエーションをご紹介します。

トレーサビリティとはトレース(追跡)とアビリティ(可能性)を組み合わされて作られた造語であり、日本語に訳すと「追跡可能性」と呼ぶことが出来ます。
トレーサビリティは製造や物流の分野で良く利用されている仕組みであり、次章のようなシチュエーションが挙げられます。

【自動車業界】

自動車は多くのパーツを組み合わせることで一台の自動車になります。そして、同じメーカーの同じ車種でも生産される工場によって使われているパーツの生産者や作っている人が異なるのは当然です。
ある車種の自動車で問題が発生し、「リコール対象商品」となってしまったことを想定してみましょう。
そうした際に、メーカー側はまず何をするかですが、不具合が発生した自動車を調査して、どこの工場で生産されたどの車種なのかを特定します。次に、具体的にどのパーツに不具合が発生しているのかを調査・特定し、そのリコール対象になった自動車が存在する時期・車種・工場を特定し、その工場で生産されている同車種をリコール対象商品として呼びかけます。
こうした不具合を抱えた自動車から、どこで売られ、どこの工場で、どのパーツで作られているかをさかのぼることが出来るために、トレーサビリティという仕組みが活躍します。
トレーサビリティが高いと、リコールが発生した際にすぐに特定することができます。

【物流業界】

物流の時でも同様にトレーサビリティが活躍します。
例えば、ご自身が何かをインターネットサイトで注文したとします。その際に配達する日時を指定することや最短で○月○日です!と表示されることがありませんか?
これが実現できるのはトレーサビリティのおかげなのです。
トレーサビリティが高いからこそ、あなたが注文した商品が今どこの倉庫に保管されており、そこからどの配送業者にお願いをして、どこの営業所に行き、そこから実際にあなたの自宅に何時ごろ商品が届くのか、という物流ルートをトレースしているからなのです。

食品業界でのトレーサビリティとブロックチェーン活用

以前、「ブロックチェーン技術のビジネスでの活用・応用例を解説」の記事で食品のトレーサビリティについて簡単に解説しましたが、このトレーサビリティの仕組みをどのようにブロックチェーンを活用することができるのかご紹介して行きたいと思います。

活用方法

例えば、食品のトレーサビリティですと、以下の流れになります。
生産(農家)→卸売業者→加工業者→販売業者→消費者
そしてこのような様々なレイヤーの業者が挟まることで以下の課題が挙げられます。

1.食品偽装が行われてしまう
2.プラットフォームの分断化によるディスコミュニケーション

1.に関しては、特に卸売業者や加工業者、そして販売業者の部分で実際に生産した場所と異なる表記をパッケージに行い、販売されてしまう場合があります。バナメイエビを芝エビとして販売したり、外国産ウナギを国産ウナギと表記して販売したり様々な食品偽装がなされてしまいます。

また、2.に関しても、様々なレイヤーが独自の管理方法によってトレーサビリティを行っているため、食品の食中毒が発生した場合に回収すべき商品がある工場や場所を特定するのに一定の時間を要してしまいます。
このような場面において、ブロックチェーンという一つのプラットフォームを活用することで、まず生産~消費まで全てブロックチェーンという一つの共通プラットフォームで管理することができるようになり、食品偽装を行う余地・隙間をなくすことができます。
それと同時に、共通のプラットフォームを活用することによって、管理が容易になり問題が発生した際にすぐに食品回収すべき商品や工場を特定することが可能になります。

応用事例

それでは、実際にトレーサビリティに関するブロックチェーンの活用事例をご紹介したいと思います。

【オーストラリアのブランド牛のトレーサビリティ】

オーストラリアのトラック運送保険会社ナショナルトラックインシュランスでは、オーストラリア産のブランド牛のトレーサビリティを行うためにブロックチェーン技術を試験的に導入することを発表しております。
こちらでは、牧草地から食卓までのトレーサビリティを確保できるよう試験運用を始めるようです。
参考)https://www.nti.com.au/news-resources/latest-news/2018-december/nti-backs-blockchain-trial-to-support-australian-a

【ウォルマートの食品汚染とブロックチェーン】

アメリカのスーパーマーケットチェーンのウォルマートでは、食品汚染問題を解決することを目的とし、契約しているレタスの供給業者に対して野菜に関する情報をブロックチェーン上に記録するよう求める動きをしております。
こちらは2019年9月30日までにはシステムを立ち上げる予定とのことです。
実際にアメリカではレタスによる大腸菌ウィルスが問題となっており、5人死亡、96人の入院患者も出てしまっているほど深刻な状況のようです。ブロックチェーン技術を用いることにより、食品の安全性を保障するだけでなく、実際に問題がが発生した際にも、素早くその食品の安全性を確認することができるようになります。
参考)https://news.walmart.com/2018/09/24/in-wake-of-romaine-e-coli-scare-walmart-deploys-blockchain-to-track-leafy-greens

【IBM Food Trust】

こちらが実際にウォルマートで実証実験がなされているブロックチェーンです。
IBMが開発したブロックチェーンであり、IBM Food Trustを活用することで、食品の安全、鮮度の維持、廃棄物の削減、そして産地保証を実現させようとしています。単なるトレーサビリティではなく、合わせて鮮度の維持や廃棄物の削減などの業務効率化も推し進めることができる非常に画期的なシステムと言えます。
参考)https://www.ibm.com/jp-ja/blockchain/solutions/food-trust

 

フロック博士

どうじゃ?トレーサビリティについて何となく分かってきたか?そして、ブロックチェーンの活用として非常に親和性があると思わんか?

タカシ

確かに、ブロックチェーンの改ざんできない部分や取引履歴を全て管理するという仕組みそのものをトレーサビリティに活用できそうだね。

フロック博士

おお!良く理解しておるの!実際には食品だけではなく、自動車や医薬品の製造、そして配送などの物流にも活用することができるから今後もトレーサビリティという分野に関しては注目しておくと良いぞ!

まとめ

今回は食品とトレーサビリティについてご紹介しましたが、トレーサビリティは博士の指摘するように、幅広い分野・業界で活用されることが期待されております。
全てが追跡可能になれば偽物や不良品が無くなる世界を実現することができます。何気ない配達や買い物でもトレーサビリティという仕組みが存在し、私たちの生活にも直結するものばかりなのです。

今後もこのような分野に注目をしてみてはいかがでしょうか。


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